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磁気ビーズ(SupraBead)

  • 概要

* 簡単な操作で、最良の結果が迅速に得られます。
* マイクロサイズ(マイクロサイズ magnetic beads)とナノサイズ(ナノサイズ magnetic beads)
  異なる二種の磁気ビーズがご提供できます。
* トップレベル品質が、リーズナブルな価格で得られます。


 
磁気ビーズは取扱いが簡単で、ライフサイエンスの分野における研究と臨床実験で20年に渡り使用されてきました。応用範囲は、核酸、タンパク質と細胞の精製、MRI造影剤、ターゲット薬物キャリアー、磁性トランスフェクション(遺伝子導入)、病原体検出、マイクロ流路チップとの組合せ試験など多様に渡り、さらに応用範囲を広げ続けています。

SupraBead(スープラビーズ)は、マイクロサイズとナノサイズがあり、アプリケーションに応じて粒径と適切な表面修飾のビーズを選ぶことになります。タンパク質精製や細胞分離への応用では、磁性の強い粒子が必要で、マイクロサイズ磁気ビーズ(~1μm)を使います。

幹細胞分化の実験や遺伝子導入に関連した用途では、一般的に粒径の小さい磁性粒子(<100nm)を選択します。ナノサイズ磁気ビーズは磁気共鳴画像(MRI)の造影剤や免疫検査試薬としての使用など臨床学的応用へ向けての実験試薬としても可能性を広げつつあります。

磁性力学の分野で長年の研究を積み重ねたRecenttecの研究開発チームは、世界で唯一、マイクロサイズ磁気ビーズ(1μm)とナノサイズ磁気ビーズ(60nm)両方の生産、供給を可能にしました。RecenttecのSupraBead(スープラビーズ)シリーズは、均一、球形の磁性体粒子である上に、コーティングにも工夫を加え、粒子そのものが従来のものに比べ、安定で変形しにくい特性を実現しました。分解や会合などばらついた粒径に由来する、バイオモレキュール精製時の不十分な純度、サンプルのロスといった問題は最小限に抑えられています。磁性体であるビーズコアは、親水性多糖類であるデキストランでコーティングされており、粒子同士の会合や非特異性吸着が抑えられるとともに、細胞、組織内へ導入した際のmagnetite(Fe3O4)の持つ毒性を大幅に抑制しています。これまでナノレベル粒子(特に磁性体)をライフサイエンス研究へ応用するにあたってのボトルネックであった問題点を解決し、高均質性の磁性流路ナノ粒子を血液注射により直接導入することも可能となり、実験動物に対するMRI造影剤として応用範囲を広げたことは注記されてよい点だと思います。
コアテクノロジー
★ 極めて均一な粒子径
★ 高い安定性
★ 厳しい品質管理と保証
★ Non-Toxicity(低い細胞毒性、生物学的不活性)
★ 超常磁性(ナノサイズ磁気ビーズ)
★ 均一分散による磁性流体特性(ナノサイズ磁気ビーズ)
★ 豊富なプロジェクト経験

アプリケーション(1)

タンパク質分離精製

SupraBead粒子は、デキストランコーティングされた磁性体粒子Fe3O4の表面に、様々な生体分子プローブを化学修飾して構成されています。精製ターゲットに応じてビーズの種類を選択し、高純度で精製、分離し、高感度で検出するための実験用試薬です。
磁気ビーズを用いた実験では、サンプルの添加(ターゲット分子のビーズへの結合)後、不純物の洗浄、ターゲットタンパク質のビーズからの溶離(回収)という簡単な3ステップからなるサンプル分離が行われています。

ターゲットタンパク質を含むサンプルの溶液に、磁気ビーズを入れて混合し、反応させた後、外部から磁場を加え、ターゲットと結合した磁気ビーズを試験管の壁に吸着させて溶液を除去します。バッファー溶液で繰り返し洗浄して不純物を十分に除去の後、溶離溶液に切り替えターゲットをビーズより脱離させます。その後の使用目的によっては、洗浄後のターゲット分子をビーズより脱離させずに使うことも可能です。

バイオモレキュール精製・分離の際、ビーズ特性に関する点で注意を払う必要があることは、粒径の均一性です。球形でないビーズや球形であっても粒径分布が大きいと、マグネットにより集積した際にビーズ間隙にデッドボリュームを生じ、洗浄の不均衡、夾雑物の洗い残しから、純度が悪いという結果に陥ります。SupraBeadは、きわめて粒径が揃っている(~3μm、CV~5%)ため、高い精製度が必要な分離試験には最適です。

アプリケーション(2)

ターゲティングMRI造影剤としての応用

SupraBead粒子は、デキストランコーティングされた磁性体粒子Fe3O4の表面に、様々な生体分子プローブを化学修飾して構成されています。精製ターゲットに応じてビーズの種類を選択し、高純度で精製、分離し、高感度で検出するための実験用試薬です。
臨床医学に関連する分野では、MRI(核磁気共鳴画像法)の発展に伴ってさまざまな造影剤が使われるようになっています。ナノサイズのSupraBeadは、極めて親水性のコーティングデキストランによって水溶液へ均一分散します。分散したナノサイズ磁性体は、加えて超常磁性、低粘性の流体の性質を示します。抗体のようなバイオモレキュールプローブを表面に持つナノサイズ磁気ビーズは、目的のタンパク質や細胞と結合して、特定ターゲット部位へ終結し、またMRIの高純度造影剤となり得ます。血液注射によって導入、ターゲット組織に到達すればその部位の画像コントラストは強化され、より正確な判定が可能となります。
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